ガラパゴスを危機遺産から削除=保護努力が奏功―ユネスコ

ブラジル文化省は28日、ブラジリアで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、太平洋の南米エクアドルガラパゴス諸島を「危機遺産リスト」から削除することが決まったと発表した。エクアドル政府の遺産保護への努力が効果を上げているためだという。
ガラパゴス諸島南米大陸から約1000キロ離れ、英自然学者ダーウィンが進化論のヒントを得た場所として知られる。近年は外来種の侵入や観光客の増加で生態系が変化するなどの弊害が顕在化したため、2007年に危機遺産リストに登録されていた。