2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

衝撃的に素朴な1人乗りロケット試作機、打ち上げへ

ミサイルのような1人乗り有人ロケットの試作機が、9月2日にもデンマーク沖のバルト海で打ち上げられる。今回は人形を載せた高度30キロのテスト飛行だが、高度100キロを超える飛行能力を持つ。数回のテストを重ね、安全性が確認できれば有人で打ち上…

太陽系外に土星サイズ惑星=地球から2200光年―NASA

米航空宇宙局(NASA)は26日、ケプラー宇宙望遠鏡が太陽系外で、同じ恒星を公転する2個の惑星を発見したと発表した。大きさはいずれもほぼ土星と同じで、巨大な惑星。さらに地球ほどの大きさの三つ目の惑星が存在する可能性もあるという。 2個の惑星の公転周…

ボルネオ島で豆粒ほどの「極小」カエル発見、新種と判明

東南アジアのボルネオ島のマレーシア領で、「豆粒」ほどの大きさの新種のカエルが見つかった。これまでにアジア、アフリカ、欧州で発見されたカエルの中では最小という。 分類学誌Zootaxaによると、このカエルは「Microhyla nepenthicola」と命名された。成…

月が遠地点に、2010年最小の満月

月が縮んでいるかもしれないというのは本当の話だ。しかし、今週の満月が2010年で最も小さく暗くなるのはそのせいではない。 8月25日午前2時(米東部標準時、以下同じ、日本時間25日午後3時)、月は地球から最も遠い“遠地点”に達する。これは、月が楕円軌道…

巨大なくちばしで攻撃=「恐鳥」の一種、化石分析―600万年前、南米に生息

南米アルゼンチンの約600万年前の地層から発見された「恐鳥」の一種の頭骨化石を詳しく調べたところ、巨大なくちばしをおののように振り下ろし、獲物を捕らえていた可能性が高いことが分かった。同国のラプラタ大付属博物館や米オハイオ大などの国際研究チー…

DNA修復を妨げる遺伝子=がん新薬に応用期待―慶大と産総研

太陽の強い紫外線や体内の活性酸素などの影響でDNAが傷つくと、細胞の活動がいったん停止して修復作業が行われるが、普段はこの修復作業が始まらないように制御している遺伝子が見つかった。 慶応大医学部の中田慎一郎特別研究講師と産業技術総合研究所の夏…

カイメンに似た原始動物化石=6億3500万年前、豪州で発見

オーストラリア南部の約6億3500万年前の地層から、原始的なカイメン(海綿)に似た動物の微小な化石が見つかったと、米プリンストン大などの研究チームが18日、英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に発表した。体が比較的硬く、形が分かる動物の化石と…

温暖化でも南極の氷が溶けない理由

温暖化が進行している最中なのに、南極海では氷の量が増加している。科学者たちはこの矛盾を追求してきたが、やっとその理由が解き明かされたようだ。最新研究によると、まもなく逆転現象は解消して南極でも氷が溶け始める可能性があるという。 研究チームの…

海の色が熱帯低気圧の進路を決める?

最新の研究によると、海の色には熱帯低気圧を動かす力があるという。地球温暖化によって海の色がすでに変化し始めている可能性があり、熱帯低気圧の進路を見極める上で役に立つかもしれない。 アメリカ、ニュージャージー州プリンストンにある地球物理流体力…

コロンビアで新種のサル:ティティ

2010年8月12日、コロンビアのアマゾン熱帯雨林で新種のサルが発見されたと環境保護団体が発表した。“もじゃもじゃ”の赤いアゴひげがなんとも愛らしい。ティティ属の一種(学名:Callicebus caquetensis)で、1960年代に初めて科学者の目に触れた。その後はコ…

最古の石器使用跡か、エチオピアで340万年前の骨発見

エチオピア北部アファールにある約340万年前の地層から、石器の痕跡が付いた動物の骨の化石が見つかったと、カリフォルニア科学アカデミーなどによる国際調査隊が11日発表した。これまで考えられていた石器の使用開始時期を100万年早める発見だとい…

和同開珎 製造時期を裏付ける木簡発見 下関の鋳銭所跡で

山口県下関市教育委員会は10日、日本初の流通貨幣「和同開珎(わどうかいちん)」が鋳造されていたとされる同市長府逢坂町の国史跡「長門鋳銭所跡」から「天平二年(730年)」と記された木簡が出土したと発表した。これまでは文献史料から「708〜7…

2182年、地球に小惑星が衝突?

山サイズの小惑星が地球に衝突する恐れが明らかになり、NASAでは探査機派遣を検討中だという。「1999 RQ36」と名付けられた小惑星は、7月下旬に各種メディアで「2182年に地球に衝突する可能性がある」と取り上げられ話題になった。科学学術誌「Icarus」の200…

ペテアマン氷河崩壊、巨大氷島が分離

グリーンランドのペテアマン氷河からマンハッタン島の約4倍の大きさの氷塊が分離したと2010年8月6日に発表された。この氷河の崩壊は史上最大規模の可能性があるという。アメリカ、デラウェア大学の海洋物理学者アンドレアス・ミュンホウ氏によると、氷河が分…

陸を走る小柄なワニ=約1億年前の新種化石発見―肉食哺乳類に類似・タンザニア

アフリカ東部タンザニアの約1億500万年前(白亜紀中期)の地層から、ネコほどの大きさしかないワニ類の化石が発見され、新属新種に分類された。米オハイオ大などの国際研究チームが5日付の英科学誌ネイチャーに発表した。水辺に生息する現在のワニ類と異なり…

太陽嵐が地球に到達、オーロラ出現か

8月3日の深夜から4日の未明(北米現地時間、以下日時は同様)にかけて、波打つオーロラによる素晴らしい天空ショーを広い地域で観測できる可能性があるという。 8月1日、NASAの太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)に搭載されたカメ…

日本近海、生物の宝庫=1%の海域に、世界の14%―生物多様性調査・海洋機構など

バクテリアからほ乳類までの全海洋生物のうち、約14.6%が日本近海に存在することが、海洋研究開発機構などの研究チームの調査で分かった。調査結果は2日付の米オンライン科学誌プロス・ワンに掲載された。 海洋機構の藤倉克則博士(深海生物学)は「日本近…

NEC、人工衛星向けエンジン開発着手=米社と共同で、「はやぶさ」を応用

小惑星探査機「はやぶさ」のエンジンを開発したNECが、人工衛星向けにもエンジンの用途を広げるため、提携先の米エアロジェット・ジェネラル社(カリフォルニア州)と共同で今月から開発に着手することが2日、分かった。6月に米政府が開発を承認した。今後、…