2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

メソアメリカ文明の高度なゴム製造技術

チャールズ・グッドイヤーが19世紀半ばに加硫ゴムを発明する3000年も前、メキシコと中央アメリカの広範囲にわたり繁栄した古代文明では、既にさまざまな用途のゴムが製造されていたとの最新研究が発表された。メソアメリカ地域に栄えたアステカ、オルメカ、…

大津の古墳、未盗掘石棺から完全な頭骨

滋賀県文化財保護協会は28日、大津市神宮町の宇佐山古墳群から、古墳時代前期末(4世紀末)から中期前半(5世紀前半)にかけての未盗掘の石棺が見つかったと発表した。内部には人間の頭骨がほぼ完全な形で残っており、魔よけなどの意味がある赤色で鮮や…

ホタル異変 交雑?東日本で「2秒型」増加

夏の風物詩、ホタルの光り方に変化が起きている。4秒間隔で発光するはずの東日本のゲンジボタルで、最近では2秒や3秒間隔で光る個体が増えているのだ。専門家らは「他地域のホタルの流入や交雑が理由として考えられる。地域固有の特性が失われる危機だ」…

部分月食 今年2回目の観測 西日本と北海道では月出帯食

国内で今年2回目となる部分月食が26日夜、観測された。関東以西は雨や曇りの地域が多かったが、北海道などでは日没とほぼ同時に南東の空低くを上る欠けた月が見られた。欠け始めは午後7時16分。それより月の出が遅い西日本と北海道北西部では、既に欠…

ツタンカーメンはマラリアではなく血液疾患で死亡=ドイツ研究所が新

ドイツの研究チームが、古代エジプト王で黄金のマスクで有名なツタンカーメンはマラリアではなく、遺伝性の血液病「鎌状赤血球貧血症」が原因で死亡したとの研究結果を発表した。エジプト考古最高評議会を中心とする国際チームが今年2月、ツタンカーメンのミ…

再生肺移植、ラット実験で初成功

史上初めて、正常に機能する再生肺の作成と、生きた動物への移植が成功した。医用生体工学分野における画期的成功であり、将来は人体への応用も期待できるという。現在、治療の見込みがない成人の肺を取り替える方法はドナーからの肺移植だけで、移植後に拒…

太陽系外惑星で“驚き”の暴風

ある太陽系外惑星で、これまで確認されたことがないほどの大暴風が惑星全体を吹き荒れているという新たな研究が発表された。地球から遠く離れた恒星を公転する高温の巨大ガス惑星HD209458b(惑星オシリス)の大気中で、観測史上最高速の超音速の風が吹いてい…

太陽系外惑星で“驚き”の暴風

ある太陽系外惑星で、これまで確認されたことがないほどの大暴風が惑星全体を吹き荒れているという新たな研究が発表された。地球から遠く離れた恒星を公転する高温の巨大ガス惑星HD209458b(惑星オシリス)の大気中で、観測史上最高速の超音速の風が吹いてい…

二足歩行の獲得は通説よりも早かった?

現生人類の直接の祖先と考えられるアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)のオスの化石が新たに発見された。その分析から、人類が直立二足歩行を始めた時期が従来の学説よりもさらに過去へさかのぼる可能性があるという。1974年、エチオピ…

チンパンジー、殺し合いで縄張りを拡大

チンパンジーの集団は縄張りを拡大するために近隣のチンパンジーを殴り殺すことがあるという研究が発表された。チンパンジーが殺し合いをすることがあることは古くから知られていたが、今回の発見は、ヒトに最も近い現生動物のチンパンジーが、奪う価値のあ…

次は生命、海の起源解明へ=予算が懸案・はやぶさ2

小惑星「イトカワ」まで往復7年、60億キロを旅した探査機「はやぶさ」が帰還し、オーストラリアの砂漠に落ちたカプセルが回収された。小惑星の微粒子が入っていれば史上初で、太陽系の進化解明が期待される。宇宙航空研究開発機構の吉川真准教授らは、次は有…

ヒクソスの首都確認=ナイル川流域―古代エジプト初の異民族王朝

エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は20日、首都カイロ北東のナイル川下流域の町テルエルダバア付近で、オーストリアの調査隊が約3600年以上前の古代エジプト初の異民族王朝ヒクソスの首都アバリスとみられる都市跡を確認したと発表した。調査隊…

ヒクソスの首都確認=ナイル川流域―古代エジプト初の異民族王朝

エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は20日、首都カイロ北東のナイル川下流域の町テルエルダバア付近で、オーストリアの調査隊が約3600年以上前の古代エジプト初の異民族王朝ヒクソスの首都アバリスとみられる都市跡を確認したと発表した。調査隊…

「方向感覚」は男女とも生まれつき備える=研究

「方向感覚」は男女間で差があるとの議論も聞かれるが、英国とノルウェーの研究者らは、生後間もないラットを使った実験を通じ、方向感覚は性別に関係なく先天的に備わっていることを突き止めた。17日発行の科学誌サイエンスで発表した。研究チームは「男…

次は生命、海の起源解明へ=予算が懸案・はやぶさ2

小惑星「イトカワ」まで往復7年、60億キロを旅した探査機「はやぶさ」が帰還し、オーストラリアの砂漠に落ちたカプセルが回収された。小惑星の微粒子が入っていれば史上初で、太陽系の進化解明が期待される。宇宙航空研究開発機構の吉川真准教授らは、次は有…

ヒクソスの首都確認=ナイル川流域―古代エジプト初の異民族王朝

エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長は20日、首都カイロ北東のナイル川下流域の町テルエルダバア付近で、オーストリアの調査隊が約3600年以上前の古代エジプト初の異民族王朝ヒクソスの首都アバリスとみられる都市跡を確認したと発表した。調査隊…

平城宮の役人は肉食? 牛豚からの寄生虫卵検出

奈良時代の官庁街だった平城宮跡・東方官衙(かんが)地区(奈良市)で昨年見つかった土壌化した糞便(ふんべん)から、牛や豚、ニワトリから感染する寄生虫卵が検出されたことが17日、奈良文化財研究所の分析でわかった。奈文研は「寄生虫卵の存在は、役…

切り出した脳組織が時間を認識

シャーレに入れたラットの脳細胞のネットワークを“訓練”して砂時計のように時間を刻ませることができるという最新の研究が発表された。この発見は、人間の脳が時間を認識する方法を解明する手がかりとなるかもしれない。時間を認識する能力は、人が他の人や…

地表の3分の1が海? =35億年前の火星―米大学

約35億年前の火星は、北半球を中心として地表の3分の1が海だった可能性があると、米コロラド大の研究チームが16日までに英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に発表した。米探査機「マーズ・グローバル・サーベイヤー」が火星を周回しながらレーザー高…

初期人類はライオン狩りをしていた?

最新の研究によると、先史時代の洞穴で発掘されたホラアナライオンの骨に切られた傷があることから、ヨーロッパに住んでいたヒトの祖先はライオンを食べていた可能性があるという。研究チームのリーダーでスペインのタラゴナにあるロビラ・イ・ビルジリ大学…

インドで5.7kgで生まれたビッグサイズの女の子の赤ちゃんが人気者に

インドで驚きのビッグサイズの赤ちゃんが誕生した。 体重計からはみ出さんばかりの女の子の赤ちゃんは、生後2日目。 身長は、57cmと標準だが、生まれたときの体重は5.7kgと、実に平均の倍近くある。 帝王切開での出産となったが、母子ともに健康で、3日後に…

スズメが減っているって本当?

■「農作物の食害激減した」「瓦が消え営巣できない」日本人の暮らしと密接なスズメは都市化に伴って減少しているのか? そんな疑問を受け、「日本野鳥の会東京」がスズメの全数調査に乗り出した。「ものさし鳥」といわれ、野鳥を見分ける上で基準となるスズ…

ドラえもんの秘密道具が実現!?日本科学未来館で企画展

22世紀からやってきたネコ型ロボット「ドラえもん(Doraemon)」が誕生してから40年。このドラえもんの秘密道具の一部を実際に体験できる企画展「ドラえもんの科学みらい展」が12日から、都内の「日本科学未来館(National Museum of Emerging Science and I…

海生爬虫類:首長竜は恒温動物? 化石から体温推計−−仏など研究チ

ジュラ紀〜白亜紀(約2億〜6500万年前)の海で繁栄した首長竜や魚竜などの海生爬虫(はちゅう)類は、水温に関係なく体温を一定に保てる恒温動物とみられることが、フランスなどのチームの研究で明らかになった。11日の米科学誌サイエンスに発表した…

宇宙ヨット 「イカロス」帆を広げる…金星に向かって飛行

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、燃料なしに太陽の光の圧力を受けて飛行する宇宙ヨット「イカロス」が帆を広げることに成功したと発表した。現在、地球から約800万キロ離れた宇宙を金星に向かって飛行している。地球周辺以外で世界初めてとな…

未来の科学技術 31年に宇宙旅行 40年に有人月面基地

文部科学省科学技術政策研究所は10日、今後30年間に実現しそうな新技術を発表した。大学や企業など専門家の意見を踏まえたもので、環境技術や宇宙分野での進展が期待されているのが特徴だ。調査は71年から5年おきに行われ、今回で9回目。分野の異なる専門家1…

恐竜 新種の大型竜脚類化石に「福井の巨人」と命名

福井県立恐竜博物館は8日、同県勝山市北谷町の手取層群・白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から発掘した大型草食恐竜(竜脚類)の化石について、新属新種であることが判明し、「フクイティタン・ニッポネンシス」(福井の巨人)の学名を付けたと発…

<植物>6週間の「記憶力」京大グループ調査

京都大生態学研究センターの工藤洋教授らの研究グループは、植物が適切な時期に花を咲かせるために過去約6週間の気温を“記憶”していることを突き止めた。桜の開花の正確な予想や気温変化に強い農作物の開発につながることが期待され、近く米科学アカデミー…

お前の目玉はどこにある? 進化過程分かる新種カタツムリ

独特の生物相で知られる南大東島の洞穴にすむ微小なカタツムリ・ホラアナゴマオカチグサが、新種であることが5日までに分かった。 遺伝子解析から、京都大学大学院地球環境学堂の亀田勇一研究員と加藤真教授が明らかにした。ホラアナゴマオカチグサは洞穴内…

意外においしい!?昆虫食、ひそかなブーム

昆虫人気がジワリと増している。飼育や標本で楽しむのではなく、食材として。確かに「ハチノコ」などは伝統食だ。おいしく健康的に料理するというが、果たしてどんなお味なのでしょうか。「え、これ食べるの?」。「昆虫料理試食会」が開かれた東京・阿佐ヶ…